WD-40が出来るまで
1953年、サンディエゴにあるロケットケミカルカンパニーというたった3人の小さな会社でWD-40は産声を上げました。航空宇宙分野で使われる防錆脱脂剤を開発していた彼らは満足のできる水置換という性能を誇るまで実に40回という試作の末に完成したそうです。
その製品がWD−40。そう名前の由来は試作番号からだったんです。
ではWDとはどんな由来か気になってきませんか?
答えはWater Displacementのイニシャルつまり水置換ということです。試作が40回目成功しなければWD-41とかWD-39になってたかもしれませんね。
WD-40がまず最初に採用されたのはコンベアー社の航空宇宙部門でアトラスロケットの外板の腐食や錆を防ぐために使われました。その評判はロケット工場で働く人たちがWD-40を自宅で使うためにこっそりと持ち出すぐらいとても好評だったそうです。
1958年 当初は溶剤が缶に入っているだけの物だったWD-40を家庭でも使われていることを知った創設者のノーム・ラーソンはエアゾール缶に詰め込むこと試み、現在のようなスプレー式の潤滑剤として販売を開始すると広く家庭で使われることになるのは当然のことでした。
現在ではキッチンのシンクの下、ガレージの棚、工具箱の中、遥かかなた洋上の船のエンジンルームにいたるまでWD-40のスプレーは世界160か国の人たちに愛用されています。
2015年
5月
14日
木
我が家の包丁が切れなくなったので深夜にコソコソ包丁を研ぎます。
砥石はフツーの天草砥。この砥石を見ると母方のひいおばあさんが草刈り鎌をこの砥石て研いた記憶がよみがえります。水場に大小様々な砥石が石鹸かという具合に並んでいたことを思いまします。
砥石は水で研ぎますよね。水を吸うので吸わせるまで時間がかかります。酔っ払った拍子にそうだWD-40で研いじゃえ。表面の削り砥をうまく残してサクサク砥げれます。調子に乗って家にある全ての包丁を研いじゃいました。
オイルストーンというのがあるのでまあいいかなと…これでも刃物研ぐプロの人からしらお叱りを受ける感じなんじゃないかな。でもバッチリ砥げました。
今回大事だなと思ったのは荒砥です。切れなくなっている理由が刃先は丸くなっているからだと刃先を鋭角にまず荒砥で研いだらより切れるようになりました。最近すぐ切れなくなっていたので切れ味が長持ちする気がします。
荒砥がオイルストーンだったのです。ブレーキのローターを削るやつ。あれしか持ってなくてね。それでそれでWD-40で研いでしまったのです。本来はエンジンオイルのような粘度のあるもので研ぐんですけどね。
これも一つの使い方かな
2015年
5月
11日
月
たくさんのお問い合わせいただく中でどうしても価格面でご希望に添えないことがありました。
ドリッパースタンドの6連です。
ドリッパーを6個並べて使用できるドリッパースタンドの製作です。
alamodeのドリッパースタンドでは3個までです。2つで併用していただくか、別注で製作するかになってしまいます。6個を同時に使用するドリッパースタンドもなると強度を上げないといけませんので無垢棒の径を太くしないと責任が持てません。そうなるとどうしても素材の原料も上がるので価格面で折り合いがつかないことが多々ありました。
そんな折、ポートランドの特集の記事を読んでいてポートランドのデザインは黒皮の鉄と黒板塗料の「黒」にオークのプレーンな木目とチョークの「白」が基調だなと思った矢先にピンときました。オークで黒皮の無垢棒で作れば6連でも問題なくしかもコスト的にもこなれた値段になると。
ということで早速試作。今回はオークの材が長いものが手持ちになかったので4連です。
黒錆加工は熱したら油で皮膜を作るのが一番手っ取り早いです。そこでWD40です。バーナーで熱した鉄にWD40をシューっとふりかけるとそれば素晴らしい香りが部屋いっぱいに漂います。ですのでリビングではやめましょう。この作業は食用オイルを使えばキッチンでもできますよ。鉄のフライパンや中華鍋の黒色も同じく黒錆加工です。コンロで炙って煙が出るくらい熱くなったらサラダ油でもオリーブオイルでもいいので雑巾に染み込ませてひと塗りすれば黒錆の皮膜が出来ます。わかっていると思いますがやけどに十分注意してくださいね。
問題が一点、黒錆加工の鉄の問題は水に濡れると赤錆が出やすいことなんです。塗装にしようかな。
とりあえず今試作している試作乞うご期待。
2015年
2月
10日
火
WD40は2000箇所に及ぶ使い道がございます。
本国USではファンサイトがあるぐらいポピュラーな潤滑スプレーです。大抵のガレージに在る日本で言えばkure556のようなものです。556よりもWD40のほうが油がまったりしているのでその特性を生かすと大変上等な使い勝手です。2000箇所も在るので毎日紹介しても単純計算で5年!このブログのペースですとライフワークになりそうです。がんばります。
久しぶりの第2弾!『wd40 を使ったシール剥がし』です。
ちょうど雪かきスコップのシールを剥がそうとしたところご覧のようにシール表面が剥がれ薄皮が残ったような状態に爪でカリカリやっても成果は微々たるもの。いわゆる一つのデスゲームです。
シールの剥がし方
1. WD-40をシールに染み込ませるように吹きかけます。
するとシールの糊を緩くするのか糊と接着面の隙間に得意の水置換作用なのかわわかりませんが
浸透したシールはスルスル剥がれます。
2. 接着面に残った糊をWD-40を染み込ませたウエスで拭き取ればおしまいです。
※ 革製品など接着面に浸透するものには行わないでください。
コップの底のバーコードシールとか剥がしたいけど面倒なもの結構あると思います。市販のシール剥がしスプレーなんていりません。どうしてもWD-40が手元にないときにシールを剥がす必要があるときはコンビニで売っているジッポライターのオイルを同じように染み込ませてみてください。同じ効果が得られます。
2014年
5月
31日
土
WD40は2000箇所に及ぶ使い道がございます。
本国USではファンサイトがあるぐらいポピュラーな潤滑スプレーです。大抵のガレージに在るkure556のようなものです。556よりもWD40のほうが油がまったりしているのでその特性を生かすと大変上等な使い勝手です。2000箇所も在るので毎日紹介しても単純計算で5年!このブログのペースですとライフワークになりそうです。がんばります。
さっそく第1弾!『wd40 を使ったメッキ表面の錆び落とし』です。
梨地のメッキや亜鉛メッキに最適な落とし方です。金メッキなど傷がつきやすいものはやめて下さい。金メッキにはNEVR-DULLをお勧めします。
用意するもの
・ナイロンたわし(100円ショップのものでもいいですが3Mがおすすめです)
・錆びたもの
・ワニ お好みで
さびの取り方
①ナイロンたわしにwd−40を吹きかけ
②錆びたものにオイルを塗り込むように擦ります。あまり力はいりません。
③オイルがさび色に染まってきたら出来上がり
④ウエスで拭き取ると完成です
メッキから浮き出た錆はサンドペーパーやワイヤーブラシだとメッキを傷つけてしまいます。メッキのさびはメッキ表面にミクロン単位で穴があいていてその穴から錆が吹き出して錆がが広がっているように見えるのですが実際は点の固まりです。吹き出たものだけをとってやれば元のメッキに戻ります。よーく見ると細かい穴が見える場合があります。
イームスの脚の錆はこの方法で落とします。クロームメッキは別の物を使って落とします。ちなみにシェルチェアのレストアばっかりしていた時期がありましてイームスの修理できます。ご相談下さい。当店でWD-40をお買い上げの方にはより詳しくノウハウお伝えいたします。
それから、錆び落とし もちろん自己責任でお願いします。