ざっくり!spokeshaveの使い方

スポークシェイブはボディとブレードそしてキャップの3つに分割されます。

 

<Body/handle>

ボディはハンドル、調整ネジが一体となっていて、ソール(底)にはフラット(平)カーブ(凹)コンベックス(凸)があります。alamodeでの扱いはフラットのみです。カーブやコンベックスはキツい曲面には使いますがパドル製作には必要ありません。

<Blade>

ブレードは刃の切り込みに調整ネジの出っ張りに引っ掛けてセットして調整ネジを前後させることで刃の出具合を調節します。以外と微妙な削り厚を調整できて、荒削りからある程度の仕上げまで出来ます。カヌーのパドルを削るなら必要にして十分です。宮大工目指すならお勧めしません。

<Cap>

キャップは日本の鉋でいえば裏金もしく押さえ刃なんて言います。刃が木に引っかかって暴れるのを防ぎます。ボディについているブレードネジにブレードとキャップを引っ掛けて調整ネジで刃の出具合を調節してキャップについているキャップネジでキュッと指で押さえたら後は削るだけです。

 

西洋の大工道具の基本は引くのではなく押すということ。鉋は引いても削れますがノコギリは押さないと切れません。日本より堅い木が多いからと聞きましたが本当のことはわかりませんが、日本の鉋の場合,刃は台との摩擦によって固定しているのでオークなどの堅木を削っていると動いてきて,こまめな刃の調整が必要だったりします。その辺を鑑みるとalamode的には合理的だと思います。

 

中国製の南京鉋も調整すれば使えないことは無いですが一度分解してソールをフラットに削り直したり,刃を研ぎ直したり、ネジを調整したりとかなり大変。それはそれで勉強にはなりましたが…

 

パドルを削るには他の道具が無くても木とこれ一本で作れます。

鋸あると楽…あとバイスが…それとウマ…差し金も…今度パドル作るのに必要な道具説明します。