コースターブレーキの考察と分解

ブログ更新していなくてもお客様からのご注文誠にありがとうございます。

本当にうれしいです。ご注文頂きました事感謝いたします。

 

遊んでいた訳ではありません。昨日なんか超絶忙しかったですよ。

午前中なんか通勤号の異音が気になり前輪ハブ分解修理からのBB(ペダル軸の真ん中の所)分解修理で直らなくて、やりたくなかった後輪コースターブレーキハブの分解修理しました。忙しいのに。

 

コースターブレーキとはペダルを逆回転するとブレーキがかかる仕組みで中身は面倒くさいので考えないようにしてましたが仕方がないのでばらしました。日本ではビーチクルーザーのカテゴリーであるぐらいあまり一般的ではないですが、アメリカの自転車ではよくある機構ですのでメンテナンスは合理的でした。

 

このタイプの自転車はおさるのジョージでも登場しますがキッズが新聞配達のアルバイトでお小遣いを稼ぐときに大活躍したんです。今はどうか知りません。でね彼らは新聞を投げたりポストに入れたりと片手で新聞を持ってブレーキをかけられないからこの手の自転車が重宝されたと思うんです。それから西海岸ではサーフボードを片手に海に向うのでどうしても片手運転なのでこの昔ながらのタイプの自転車が重宝されてハンドルにサーフボードを置けるようにウレタンカバーが巻かれビーチクルーザーというコテゴリーに進化したと考えるのが自然。

 

さらにマウンテンバイクの歴史はこの手のクルーザーがとても頑丈にできていたため壊れなかったので愛用されたんです。マウンテンバイク黎明期に西海岸で山を下るレースが開かれていました。その名も「RePack」急斜面にコースターブレーキのグリスをレースごとに詰め変えない(re pack)といけないからというのが由来だそうです。

 

このあと爪の間に真っ黒なグリスを詰めたまま慌てて打ち合わせに向いました。