打ち合わせの帰り道に代々木上原の古本屋さんで手に入れました。
豆本と呼ばれるジャンルの本ですね。豆本コレクターがいるぐらいですが僕は興味がありませんです。
じゃあなんで買ったかと申しますと僕の中でファッションの神様もとい仏さま石津謙介氏が記した「男の服飾劇場」という内容なんです。ちなみにイラストレーションは穂積和夫氏。表紙は豆本シリーズ通して柳原良平氏。いわゆるサントリーからの寿屋でサンアドという日本のクリエイションの流れ。トリスから居酒屋兆治で日本三文オペラです。
本の内容は僕の駄文じゃ伝えられない。いいっ。ほんと良い。
企画内容、構成ををそのまま現代版でポパイ一冊出来るぐらいすばらしい。全然色あせていません。石津謙介さんが昭和41年の男性の風俗を演劇仕立てに当時のステレオタイプ別に登場人物を風刺して服飾にまつわる様々な事をiphoneより小さな本の中に収めた珠玉の一冊です。
僕が好きな一節
”女の下着など男に取っては、「脱がせる」とき以外およそ関係ないシロモノだから、その種類と最も的確な脱がせ方さえ心得ておけば十分ことたりる。”
このあとさらに現代に日本が忘れた艶っぽいお話しがあるんですがそれは皆さんヤフオクあたりで探してください。豆本でなくて洋酒天国というPR誌も読んでみたくなりました。
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