継ぎ手に感心

気づいたらGWです。この間まで寒い寒い言ってたのに…もうすぐ梅雨です。

子供と一緒に小金井公園の中にある江戸東京たてもの園に行ってきました。

 

ここは僕が好きな博物館です。

日本の建築を移築してあって市井の建築を後世に残そうという意思がしっかり見えるのです。

 

その中でも前川國男大先生の自邸が最高にかっこいいのです。

1942年に建設したというから太平洋戦争前…多くの優れた職人の手が垣間見えます。

今回は北側の梁を支える丸柱に感心。この継ぎ手の通し方が気になります。

 

多分物資不足の中、通し柱にする長い材がなかったのか工夫して継いだのだと思いますが継ぎ方がモダン。アントニーレーモンドさんの流れが見えます。WEBサイトには切り妻屋根の和風と説明がありますが和風ではなくモダンだと思います。

 

皆さんリビングに入る扉に感心すると思いますが僕は個室の扉の軽く強い建具もすごいと思います。物資不足を知恵を絞って解決し作られた事がよくわかります。戦前からラーチの合板があった事に感心したりしてます。

 

屋根もかっこいいし、庭の配置もかっこいいのです。

日本で一番かっこいい住宅だと思っています。

 

杉並区が管理する公園で旧NHKのグラウンドなのですが、朽ち果てそうなクラブハウスが前川国男さんです。かっこいいのですが老朽化しているので2階は使えないようです。とてももったいないのです。